投稿日:2018年6月29日
カテゴリー:いわゆる昭和の歌謡曲系
1981年は、従来からの正統派昭和歌謡、続々と登場する若手男女アイドル、新鋭シンガーソングライターなどが混在する、いわば日本歌謡界の ”曲がり角” な年であったような気がしますな。ヒットチャートの堂々1位は、「ルビーの指環(寺尾聰)」で、その他「スニーカーぶる~す(近藤真彦)」「長い夜(松山千春)」「街角トワイライト(シャネルズ)」「恋人よ(五輪真弓)」「チェリーブラッサム(松田聖子)」「守ってあげたい(松任谷由実)」「恋=Do!(田原俊彦)」…このような、今でも色褪せない名曲がずらりと並んでおりますぞ。
そして、そんな中「色物」として取り上げるのが、「恋のぼんちシート」ですな。当時『笑ってる場合ですよ 〜 笑っていいとも!』『おれたちひょうきん族』などのバラエティ番組の台頭で、ごそごそ出てきたお笑いタレント。中でも「アフタヌーンショー」の川崎敬三大先生と山本耕一大先生のやりとりをネタにしていたザ・ぼんちが、ネタそのまま楽曲にしちゃったというありがちなナンバーですな。
「こんなもん売れるわけがない」というのが当時の業界筋での読みであったにもかかわらず、フタを開けてみたら100万枚に届くか!?てな勢いで売れに売れ、”漫才ブーム、おそるべし” を実感いたしましたな。まあ、正直いってあほみたいな曲ですな!ガハハ!!
(ダイナマイトポップス広報担当:サハフ情報相)