投稿日:2018年6月12日
カテゴリー:いわゆる昭和の歌謡曲系
「昭和の伝説ディーヴァ」といえば、このお方も抜きには語れんでしょうな。宇多田ヒカルちゃまのおかん、藤圭子ちゃまでありますな。すでに「宇多田ヒカルは知っているけど、藤圭子は知らん」という残念な方たちが増える一方で、この「昭和の歌姫」を再評価するむきもありますな。動かず無表情でたんたんとオンナのウタをうたう歌手、、なかなかおらんのです。
でもって藤圭子ちゃまといえば、1970年にリリースした3枚目のシングル「圭子の夢は夜ひらく」が最も有名な代表作ですが、他にもなかなか聴きごたえのある楽曲がたくさんありますぞ。まずおすすめは、デビュー曲の「新宿の女」。貴重な当時の映像が残っておりましたな。しかし、となりのおっさん、何者でしょうな??ナゾですな!
それからもひとつ。リアルタイム当時、彼女がテレビに登場した時から「こんなに美形な女性は見たことがない」だの「そこらのお人形さんより美しい」だの、彼女の顔立ちやたたずまいが何かと話題となりましたな。当時はまだよくわからんかったですが、平成すらが終わろうとしている今になってみると、藤圭子ちゃまこそ『昭和が生んだ、昭和を象徴する歌手』であるといえるでしょうな。もちろん「美しい」女性の方はいつの時代にも多数存在し、活躍をされておりますが、あの謎めいた雰囲気、ただお綺麗なだけでは出てこない人間としての味、深み、香り、フェロモン、、おそらくその陰に「苦悩」「抑圧」「不自由」「不幸」「貧乏」「理不尽」…といった、時代とともに日本人の心の中からいつの間にか消えてしまったいくつものファクターが見え隠れしていた、拙者はそのことが強く影響していると思えてならんですな。まさに、”時代” が生んだ奇跡の歌姫なのでありますな。
(ダイナマイトポップス広報担当:サハフ情報相)